長野電鉄湯田中駅下車すぐ、小林一茶が愛した温泉情緒たっぷりの古湯
湯田中温泉の源湯は地表近くから、いにしえの時代より、枯れることなく豊富な温泉が湧き出ています。地中深くからわき出す温泉とは違い、湯田中温泉は街の中から湧き出ていて、古代より温泉地として人々を癒してきました。文献に残っている開湯は天智天皇の時代、僧・智由が発見し、この湯を「養遐齢(ようかれい)」と名付けました。「遐齢」とは長命長寿のこと、従ってこの温泉は長命長寿の湯であり、心を爽やかにして病を癒し、健康で長生きできる温泉であるということです。湯田中、新湯田中、星川、穂波、安代と5つの地区がある湯田中温泉、それぞれの地区にたくさんの源泉がありますが、一つの源泉から分けているわけではないので、さまざまな温泉を楽しむことが出来ます。名物は宿泊者なら無料で楽しめる湯巡り。大湯、綿の湯、わしの湯、千代の湯、滝の湯、白樺の湯、弥勒の湯、平和の湯、脚気の湯と9つある共同湯のすべてに入ると、苦(9)を流して厄除けになるといわれています。